発表会の撮影

発表会は、一度きりです。

ピアノ、ダンス、バレエ、フラメンコ、合唱、吹奏楽。舞台の上で起きたことは、その日だけのものです。あとから届けられる形に、丁寧に残します。

発表会の会場で撮影する様子
大阪・関西を中心に対応撮影から、ディスク納品・動画販売まで。

現場のこと

発表会の会場では、難しい条件がまとめて来ます。

セミナーや講演と違い、発表会の撮影には特有の難しさがあります。あらかじめ分かっていれば、対処できるものばかりです。

暗さ客席が暗い

舞台だけが明るく、周囲は暗い。明暗差が大きく、明るさの設定を1つに決められません。

照明照明が変わり続ける

演目ごとに色も強さも変わります。強い光が顔に当たると白飛びし、暗転では粒状感が出ます。

動き動きが速い

ダンスやバレエは移動が大きく、寄りだけでは追い切れない場面が出ます。

音が主役になる

ピアノ、生演奏、歌。カメラ内蔵マイクだけでは、その日の音を残しきれません。

一度やり直しがない

本番は1回です。撮り逃した場面は、どんな編集でも戻せません。

配布あとで配ることが前提

参加者やご家族へ届けるところまで含めて、先に決めておく必要があります。

カメラ構成

引きで全体を、寄りで表情を。

最大5カメラまで対応しますが、発表会では引きの固定1台に、寄りを1〜2台という構成を基本にしています。演目数、舞台の広さ、客席からの距離を見て決めます。

引きのカメラは、舞台全体を最後まで途切れさせないための保険です。群舞やフォーメーションは、引きでないと成立しません。寄りのカメラは、表情や手元を追います。

ご希望があれば、寄りと引きを切り替えた「スイッチング版」と、引き1台で通した「全体版」の2種類で納品することもできます。ご本人は寄りで見たい、先生は全体で確認したい、という要望が同時にある場合に向いています。

  • 引き固定:舞台全体を最後まで記録
  • 寄り:表情、手元、足元を追う
  • 群舞・フォーメーションは引きが必須
  • スイッチング版と全体版の2種類納品にも対応
  • 台数は演目と会場に合わせて決定

音の収録

発表会は、音が半分です。

ピアノの響き、生演奏のギターや打楽器、歌。これらをカメラ内蔵マイクで拾うと、客席のざわめきや空調音に埋もれてしまいます。

外部ミキサー、ピンマイク、ガンマイク、32bitフロート録音などを、会場と演目に合わせて使い分けます。音源を流す演目と生演奏の演目が混在する場合も、それぞれに合わせて収録します。

あとから何度も見返される映像ほど、画のきれいさより音の聞きやすさが満足度に直結します

外部ミキサーと録音機材で音声を整えるイメージ
映像と音声を別々に整えることで、聞き返せる記録になります。

届け方

撮ったあと、誰にどう届けるかを先に決めます。

発表会は、撮影より「そのあと」で差が出ます。配る相手と方法を先に決めておくと、撮り方も納品形式も自然に決まります。

ディスクで配る
DVD/Blu-rayで制作します。ご家族や祖父母世代など、配信を使わない方に届けたい場合に向いています。ジャケット制作、レーベル印刷にも対応します。
限定視聴ページ
参加者や関係者だけが見られるページを用意します。URLをお知らせするだけで届くため、配布の手間がかかりません。
動画販売
参加者向けに販売します。販売ページ、決済、視聴ページまで対応し、純売上を分配します。主催者の初期負担を抑えられます。
完成データで受け取る
MP4で納品します。教室内での保管や、あとから別の形で使う予定がある場合に向いています。

ディスクの品質

焼いたディスクは、1枚ずつ確かめてからお渡しします。

DVDやBlu-rayは、焼き上がってしまえば見た目に差がありません。書き込みが完了と表示されても、記録されたデータが原本と同じとは限りません。

そこで、焼き上がったディスクを1枚ずつ読み出して、収録されたファイルをすべて原本と照合しています。規格どおりに終端処理されていることも、あわせて確認しています。

発表会の記録は、その年に何度も見るものではありません。何年か経ってから開かれるものです。そのとき再生できるかどうかは、渡す側にしか準備できないと考えています。

ジャケット付きの納品ディスク
手元に残るものだからこそ、中身を確かめてからお渡しします。

費用の考え方

撮影費は、頒布の収益でまかなえることがあります。

発表会の撮影で最初に相談されるのは、ほとんどが予算のことです。教室の持ち出しだけで考えると、判断が難しくなります。

参加者向けにディスクや動画を頒布すると、その収益で撮影費の多くをまかなえる場合があります。ディスクの製造費はできるだけ抑え、主催者側に利益が残るように組み立てます。

どの形が向いているかは、参加人数、ご家族の年齢層、教室の方針によって変わります。分かる範囲でお知らせいただければ、一緒に整理します。

撮影基本料は110,000円(税込)から。本番撮影2時間までを想定しています。

ディスク制作は、撮影・完成動画納品とあわせてのご依頼を基本としています。枚数や仕様により変わるため、内容をうかがってから見積もります。

動画販売を選ばれる場合、初期費用の負担を抑えて始められます。

まずは相談

開催日や会場が未定でも大丈夫です。

教室の種類、参加人数、演目数、会場の広さ。分かる範囲で送ってください。カメラ台数、音声、納品形式、頒布方法まで一緒に整理します。